「韓国旅行=明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)」そんなイメージを持っていませんか?
実は、ソウルには観光ガイドに載らない現地の韓国人が通うホットなスポットがまだまだたくさんあります。
本記事では、韓国人の視点で監修したリアルな情報をもとに、ソウルの今最もアツいスポットを厳選してご紹介!
ソウル初観光の方もリピーターの方も楽しめる内容になっています。
周りとちょっと差がつく韓国旅行の計画に、ぜひ役立ててみてください!

監修者|キム・ジフン(김지훈)
ソウル在住のライター・編集者。
地元のカフェ文化やファッション、アートに精通し、韓国のライフスタイル情報をSNSや雑誌で発信中。
これまでに訪れたカフェは300軒以上!
日本語も堪能で、外国人観光客におすすめのスポット紹介を得意としています。
SNS映えだけじゃない!韓国人に人気のスポットとは

韓国といえば、トレンドの移り変わりがとても早いことで知られています。
ついSNSで話題のスポットをチェックしがちですが、韓国人が本当に足を運ぶ場所は意外と観光客に知られていないことも多いです。
実は、そのようなスポットは流行り以上に雰囲気の良さや居心地、料理やサービスの質が大切にされています。
ここからは、SNS映えだけにとらわれないリアルな人気スポットの魅力を見ていきましょう!
【最新】ソウルの注目ホットスポット7選
ソウルは人気の高い有名なスポットがたくさんあります。
ですが、現地に住む韓国人に人気のあるスポットを知りたい人は多いはずです。
そんなソウルの最新注目ホットスポットを7つをピックアップしてご紹介!
- 聖水洞(ソンスドン)
- 延南洞(ヨンナムドン)
- 益善洞(イクソンドン)
- 望遠洞(マンウォンドン)
- 漢南洞・龍山(ハンナムドン・ヨンサン)
- 文来洞(ムンレドン)
- 乙支路(ウルチロ)
現在、20代〜30代の韓国人の間で注目のエリアやお店は、カフェから屋台まで多種多様。
それぞれのおすすめポイント、なぜ人気なのかを掘り下げて説明していきます!
1.聖水洞(ソンスドン)

ソンスドンは元々廃工場が多いエリアでしたが、近年おしゃれなカフェやギャラリーが続々と完成。
今では「韓国版ブルックリン」と言われ、レトロと最新トレンドが融合する街並みが特徴です。
中でも、空き倉庫を改装したカフェ「大林倉庫(대림창고)」が人気。
大きくて広い店内で、ゆったりとカフェ時間を過ごすことができます。
アート作品が多く飾られているので、美術館感覚で訪れてみるのも良いでしょう。
また、老舗製靴店街をリノベした複合空間「聖水連邦(ソンスヨンバン)」が最近のホットプレイス。
特に、有名ブランドが期間限定ショップを開く”ポップアップの聖地“として知られ、写真映えのスポットになっています。
週末になれば、最新アイテムや限定カフェに押し寄せる人々が続出!
人気スポットの中で最もホットと言っても過言ではありません。
厳選!おすすめポイント
ファッション好きなら「Musinsaストア@大林倉庫」をチェック!
多くの韓国人が利用するセレクトブランドMusinsaとの限定コラボ商品が登場することもあります。
カフェ巡りなら老舗パン屋を改装した「Cafe Onion」や川沿いの「ソウルフォレスト公園」がおすすめ。
近くのカフェでひと休みしながらゆったりと過ごしてみましょう!
2.延南洞(ヨンナムドン)

弘大エリアの北側に位置するヨンナムドンは、静かな住宅街に個性的なカフェがある注目のスポット。
京義線森林公園(ヨントゥルラルパーク)沿いに個人経営のカフェやベーカリー、雑貨店が立ち並んでいます。
週末でも比較的落ち着いた雰囲気なので、ゆったり散策やカフェ巡りを楽しみたい方にピッタリ!
最近では、コンビニGS25が手がけた体験型カフェ「Cafe25」が登場しました。
“#연남동카페투어(ヨンナムドンカフェツアー)”というハッシュタグがSNSで急上昇するなど、新たなトレンドの発信地としても注目されています。
厳選!おすすめポイント
誕生日パーティーがテーマのカフェ「Everyday Happy Birthday」。
店内がバースデー仕様で可愛い写真が撮れると韓国人にも評判です。
また、路地裏にあるヴィンテージ雑貨店やアクセサリーショップ巡りも宝探し気分で楽しめます!
3.益善洞(イクソンドン)

引用元:清水堂(チョンスダン)
ソウル中心部・鐘路エリアにあるイクソンドンは、1920年代からの韓屋(ハノク)が密集する小さな路地の町。
それが、近年おしゃれなカフェやショップに生まれ変わり、若者に大人気のエリアになりました。
韓国の若者の”ニュートロ(New-tro)”ブームの火付け役とも言えるスポットで、古い木造家屋を改装したカフェや雑貨店が軒を連ねます。
有名な「청수당(チョンスダン)」は、店内に水盤が配された韓屋カフェ。
夜になると韓屋の瓦屋根に提灯や照明が灯り、ノスタルジックな夜景も楽しめます。
思わず写真を撮りたくなる幻想的な空間が人気です。
厳選!おすすめポイント
気になるカフェが多い場合は、食後のデザートをハシゴするのも一つの手。
特に、ふわふわのスチームパンやスフレトーストが楽しめる「miltoasthouse」が人気です。
可愛らしい容器で提供されるフレーバー牛乳も一緒に楽しんでみましょう!
また、レトロなバーも多いので、夜は路地ではしご酒もおすすめです!
4.望遠洞(マンウォンドン)

引用元:マンウォン市場
漢江の北側、麻浦区に位置するマンウォン洞はローカル色とヴィンテージ感が漂うグルメタウンとなっています。
中心にある「マンウォン市場」は昔ながらの市場。
フードトラックや手作りスイーツ、ヴィーガン料理まで多彩なグルメが楽しめると評判です。
少し路地に入れば古着屋やレトロな雰囲気のカフェが点在し、昭和レトロ好きにも刺さる独特の空気感。
どこか素朴で懐かしい風景が残る一方で、新しい感性のショップが融合しており、古くて新しい魅力を味わえるエリアであることが特徴です。
韓国MZ世代はこうしたレトロ感に惹かれてマンウォン洞に足を運び、休日をゆるりと過ごしています。
厳選!おすすめポイント
まずはマンウォン市場で食べ歩きツアーをしてみましょう!
キンパやトッポッキなど定番屋台飯に加え、人気のマンモスパン(巨大カステラ)やクロワッサンたい焼きなど話題のB級グルメが楽しめます。
お腹がいっぱいになったら、近くの漢江(ハンガン)公園を散策してリラックスするのも良いでしょう!
5.漢南洞・龍山(ハンナムドン・ヨンサン)

引用元:samsamsam
ソウル中央部の龍山区にある漢南洞および周辺の龍山エリアは、近年次世代のトレンド発信地として人気急上昇中!
BTSの所属事務所ハイブの本社ビルもあり、オフィス街×トレンド街が融合する独特のエネルギーに満ちたエリアです。
中でも、「용리단길(ヨンリダンキル)」と呼ばれる新興グルメ通り(※용산+경리단길からの造語)は、会社員や外国人も多いエリアらしい、異国情緒あふれるレストランや個性派カフェが軒を連ねています。
龍山と言えば、長らく米軍基地の街でした。
その跡地に整備された龍山公園周辺の赤レンガ建物街は「まるでニューヨークみたい」とSNSで話題の撮影スポットになっています。
アメリカ風ダイナー「쌤쌤쌤(サムサムサム)」のように内装まで凝ったお店は“インスタ映え”を求めるユーザーに大人気!
厳選!おすすめポイント
グローバルな雰囲気のこの地域は多国籍グルメ巡りが醍醐味。
アメリカンダイナーや香港茶餐廰風のお店のほか、タイストリートフードやインドカレー専門店までよりどりみどりです。
KPOP好きならBTSゆかりのHYBE社屋がおすすめ!
さらに、近隣の梨泰院(イテウォン)エリアまで足を伸ばせば、世界各国のバーが立ち並んでいます。
6.文来洞(ムンレドン)

引用元:Old Mullae
ソウル永登浦区のムルレ洞は、古い鉄工団地から芸術家の村へと生まれ変わった異色のエリアです。
アーティストたちが少しずつ集まりだし、廃工場をアトリエやギャラリー、ライブスペースに改装。
さらに、近年はオシャレな飲食店も増えて、アートとグルメが融合した特別な感性の街へと進化しました。
ランドマーク的存在はクラフトビールの老舗パブ「Old Mullae」で、ムンレドンブームの火付け役と言われています。
昼と夜で表情を変える不思議な街がムンレドンの魅力です。
厳選!おすすめポイント
「Rust Bakery」のスイーツは売り切れ必至の人気店。
錆びた鉄扉や剥き出しのコンクリ壁とのレトロな空間で絶品スイーツが味わえるとあって、開店前から行列になる日も。
午前中の早い時間に向かうのがベストです!
夜まで滞在できるなら、屋外テラスの居酒屋エリアとしても有名な「ムルレチンチン(문래친친)」がおすすめ!
風に当たりながらクラフトビールで乾杯すれば最高の思い出になるでしょう!
7.乙支路(ウルチロ)

最後は「ヒップジロ(힙지로)」の愛称で知られるウルチロ(乙支路)エリア。
日中は金物屋や工具店がひしめくディープな街ですが、近年この無骨な雰囲気が逆に「渋い!」と若者にウケています。
古いビルの地下や屋上におしゃれなカフェやバーがひっそりオープンし始め、今では昼夜問わず人が押し寄せるソウル屈指の繁華街へ変貌しました。
特に有名なのは、創業70年超えの居酒屋が集まる「ノガリ横丁」。
路上のプラスチック椅子で語り合う昔ながらのスタイルが若者にも新鮮で、毎晩満席になるほどです。
まさに、古き良きソウルと今のソウルが交錯する街と言えるでしょう!
厳選!おすすめポイント
夕方から出かけるはしご酒ツアーがおすすめ!
まずは、ノガリ横丁の「乙支OBベア(을지OB베어)」で驚くほど安い瓶ビールとおつまみを堪能しましょう。
その後、韓方薬店を改造した路地裏の隠れ家カフェ「Coffee Hanyakbang(コーヒー漢薬房)」でデザートを楽しんでみてください。
最後は、屋上バー「Hotel Soosunhwa」でソウルの夜景を眺めながら一杯すれば、最高の過ごし方になること間違いなしです!
現地人が教える!ローカルなソウルの過ごし方
韓国旅行をもっとローカルに楽しみたい方必見!
スケジュールに“現地のライフスタイル”を取り入れた朝・昼・夜で楽しむ1日の過ごし方をご紹介します。
現地の韓国人がリアルに過ごしている「ソウルでの1日」をモデルにまとめました。
トレンド感溢れる満足度の高い1日を過ごしたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
8:30〜 カフェ天国の聖水洞(ソンスドン)でモーニング

ソウルの若者にとって、一日のスタートはカフェから。
特に、ソンスドンはカフェの激戦区で、リノベ系からおしゃれな建築デザインまでお店がずらり。
モーニングが楽しめるカフェも多く、ヴィーガンベーカリーやスペシャリティコーヒーなど満足度の高い朝食を堪能できます!
現地トレンド
- 「Anthracite Coffee(アンスラサイト)」:元工場跡の無骨×おしゃれな空間
- 「Cheong Su Dang(青水堂)」:映えるスフレパンケーキで朝から贅沢気分
11:00〜 漢南洞(ハンナムドン)でブランチと散策
モーニングの余韻を楽しんだら、感度の高い大人が集まる漢南洞へ。
個性あふれるギャラリーやライフスタイルショップが点在し、アートと食を同時に楽しめるのが魅力です。
創作韓国料理や韓国産クラフトビールが楽しめるレストランも多数あるので、ブランチに打ってつけでしょう!
現地トレンド
- 韓国ドラマに登場したバーでドラマ気分に!
- フュージョン韓国料理×ナチュラルワインで映えると人気
14:00〜 乙支路(ウルチロ)で「逆トレンド」の楽しさを体感
近年、韓国の若者の間では「レトロ回帰」がキーワードになっています。
その象徴とも言えるのが乙支路エリア。
昼から軽くビールを飲んだり、レトロな喫茶店でまったりしたりと、大人の落ち着いた時間を楽しんでみましょう!
現地トレンド
- 「工場カフェ」「製本所バー」など、場所のギャップを楽しむのが主流
- 写真好きな韓国人は、廃墟っぽさとネオン感を背景に“逆おしゃれ”を楽しんでいる
17:00〜 延南洞(ヨンナムドン)でディナー&夜の街歩き

1日の締めくくりは、落ち着いた雰囲気のヨンナムドン。
トレンドのセレクトショップや古着屋をひと通り楽しんだら、夕食タイムには感度の高いローカルグルメを楽しみましょう。
韓国ブランドのポップアップ、アートなインテリアカフェ、そして創作料理を出すレストランなど、“夜も楽しいヨンナムドン”が味わえます。
現地トレンド
- 自家製キムチとクラフトビールを合わせるモダン韓国居酒屋
- 食後は公園でアイスを食べながらゆったり過ごすのが地元流!
まとめ|ローカルなソウルを歩こう
今回は、現地の韓国人にも話題のホットスポットを厳選してご紹介しました。
観光地とは一味違う、ローカルならではの街歩きやトレンドの詰まった最新スポットを巡れば、ソウルの新たな一面に出会える旅になるはずです。
トレンドに敏感な方も初めて韓国へ旅行する方も、ローカルを感じられるソウルを楽しんでみてください!
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